「マークスの山」が「照柿」に染まるとき

今さらですが、高村 薫さんにハマっている。
分厚くて読みごたえがあるのがよろしい(笑)。
ただ、高村作品を読んだ後、脳みそを使うなんて慣れないことをしたせいか、
なんだか脱力しちゃって、ほかの作家さんの本が物足りなくて…。
この緊張する読書に匹敵するのは、京極夏彦氏だろうか。
あああーっ、だから早く、

京極堂を出しておくんなまし~!
特に分厚いのを希望(笑)

中禅寺秋彦氏の憑物落としの新作が読みたいと、
しみじみ思うこの頃……もう京極堂さんの出演はないのかしらん。
分厚い本が読みたい――これも、高村薫作品の後遺症らしい。


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迷夢書架>
「マークスの山」高村薫
作家自身が「ミステリを書いたつもりはない」と書いているように、
この作品は、濃密な心理描写から浮かび上がってくる人の生き様にこそ、
主眼があるのだと思う。

合田刑事と義兄・加納氏の微妙な距離感が何となく淫靡(笑)。
なんたって、合田自身が認めてしまった。
   「どちらにしろこの男には自分の裸の心を覗かれている、
    この自分自身がそれを許している」
ね、微妙な距離でござんしょ♪

「照柿」高村薫
合田刑事、ついうっかり恋をするの巻。
人間の弱さも狡さもあからさまにされた合田刑事の壊れっぷりが凄まじい(笑)。
恋とは苦しいもの――分別のある男すら狂わせるエネルギーがあるのだな…。

今回のヒットは、紬の着流し姿の加納が亡父の霊前で合田とともに聖書を読むシーン。
――着流しに聖書……素敵♪


*ここの本の感想は一口メモ程度。詳しい感想はreview>高村薫へどうぞ。
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by sumika_meimu | 2005-10-05 00:11 | 快楽読書小倶楽部
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