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夏休みだから児童書も(1)更新-7/31

ここの本の感想は一口メモ程度。詳しい感想はreviewへどうぞ。

「ダレン・シャン(シリーズ)」ダレン シャン
人間の心を捨てられないゆえのダレンの苦悩や悲しさ寂しさが、
グロテスクな描写を交えて描かれる一方、
「いや、もどれない。過去は、過去。いまはもう、後ろをふり返らないに限る」
と、運命を前向きに受け入れていく姿勢は感動的。

「かげろう絵図」松本清張
清張作品は結構読んでいるのだけど、そういえば清張さんの時代物は読んだことないなあ、
ということで読んでみた。
権力に対する清張氏の冷徹な視線は迫力すら感じられる。

「イケズの構造」入江敦彦をUP。
その世界にどっぷりはまれば、この丁々発止は面白いのかもしれないが、
読めば読むほど分からなくなる京都人の深さに、背筋がゾクゾク…怖くなる。
圧巻は紫式部やシェークスピア作品のイケズ語訳(笑)。
面白くも恐ろしい作品。
by sumika_meimu | 2005-07-31 22:31 | 快楽読書小倶楽部
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