「孤宿の人」「十八面の骰子」を振りながら「半島を出よ」

ここの本の感想は一口メモ程度。詳しい感想はreviewへどうぞ。

「半島を出よ」村上 龍
この小説は怖い。
それは戦後60年かけて醸造された平和ボケ社会が陥る「現実」が残酷なまでに
リアルに描かれている。
終盤まで引き込む緊迫感と迫力は充分。

「十八面の骰子」森福 都
宋代最盛期を舞台に、身分を隠して旅する巡按御史一行が活躍する連作短編集。
身分を隠した旅の一行がその土地の悪を正すというのは、
帯にもある「水戸黄門の原点がここに」の世界である。とはいえ、
このキャッチコピーはいかがなものか…逆に引いちゃうんじゃないか、ふつう(笑)。
語り口が軽妙でなんとも楽しい。

「孤宿の人」宮部みゆき
望まれずに生まれた少女ほうの無垢な心はたくましい。その健気さが救い。
切ないけど、読後感は悪くない。
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by sumika_meimu | 2005-07-14 15:26 | 快楽読書小倶楽部
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